お知らせ

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2017/11/1 中高

【ユネスコスクール】高2生徒 カンボジアスタディーツアーに参加

本校の高校2年生が、全国各地の111名の応募者の中から10名の参加者の1人に選ばれ、ユネスコ協会主催のカンボジアスタディーツアーに参加しました。(2017年8月)
参加生徒の報告を掲載します。

<カンボジアスタディーツアー報告>

私は今年の夏、日本ユネスコ協会連盟主催のカンボジアスタディーツアーに参加しました。私がこのツアーに参加した一番の目的は、日本ユネスコ協会連盟のプロジェクトである世界寺子屋運動の現場を訪れて、村の様子や子供達の授業に対する姿勢、表情などを知り、発展途上国における支援を現地の人はどう受け止めているのかを確かめることでした。

世界寺子屋運動というのは、貧しさや親の考え方から、学校に通っていない子供に読み書きや簡単な計算を教えて公立の学校に戻れるようにする他、大人にも読み書きや農業の技術を教えて安定した収入を得られるようにしている活動のことです。

私は首都から300キロメートル離れた世界遺産アンコールワットがあるシェムリアップの農村の2つの寺子屋を訪れました。2つの寺子屋に共通していたのは、寺子屋が単なる教育施設ではなく、憩いの場であり村のコミュニティの中心となっているということです。寺子屋を中心に村のコミュニティが広がっていて、授業を受けている子供の横で小さい子供がその様子を見ていたり、寺子屋にある図書館で本を読んでいたりと本当に活用されていると思いました。

お昼休みに給食を作っていたお母さんたちに、寺子屋ができて一番良かったことは何ですか?と聞いたところ、村人で集まる機会が格段に増えてお互いの悩みを相談する場所ができ、精神的な余裕が生まれたことだ、とおしゃっていました。精神的余裕を持てると子供の教育に目を向けることができ、さらに村人のことも考えられるようになる、そして村が発展していく、という良いサイクルが出来上がるのだと思います。だからこそ発展途上国において大切なのは、教育支援と同時にコミュニティの形成を行うことだと思うのです。

2つ目に訪れたコックスロック寺子屋では、マイクロクレジットや観光客の受け入れ等のプロジェクトが始まっていて、これらは全て村人が考え出したとのことでした。アジアの中でも最貧国と言われているカンボジアで、その中でも貧しい農村が自発的に行動し、利益を生み出して完全に自立していることは一番の驚きでした。発展途上国の支援というと、日本人が現地に行って、一から十まで教える印象が強かったのですが、これらのことを通して、援助は最低限にとどめ後は村人に委ねる方が村人の自己解決力が養われ、村の自立や発展に繋がるのだと思いました。支援の形として理想的なのは、学校の建設、技術の伝授、衣食住の確保などの援助はきちんと行い、そして次に援助する側とされる側という一方的な支援関係から、お互いに利益があるような対等な関係づくりを構築することだと強く感じました。

 
将来、支援を必要としている地域に自分の力を役立てられるように、カンボジアでの気づきを日々の生活、所属しているユネスコ協会の活動を通して深めていきたいと思います。

Kana . I .(高校2年)
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