高校校舎の大規模改修工事が完了しました。

中高からのお知らせ

昨年5月より開始された聖マーガレット礼拝堂、講堂、高校校舎の大規模改修がほぼ完了し、いよいよ新しい環境での学校生活が始まります。
高校生は2021年4月から、旧短期大学を仮設校舎として使用していましたが、その生活も無事に終了です。

1923年の関東大震災で、築地にあった校舎が全焼し、教育の再開を目指して探し当てた土地が現在の久我山校地です。
米国聖公会からの多大なる援助により、昭和5年(1930年)に高校校舎と講堂、そして昭和7年(1932年)には聖マーガレット礼拝堂が、祈りを込めて与えられました。

それから約90年が経ちました。
今回の改修は、内外観の保存を原則とし、建設当時の姿を可能な限り再現しつつ、より快適な室内環境を実現することを目指しました。

礼拝堂の電灯はすべてLEDに。シャンデリアには振れ止めのピアノ線が四方に張られています。

天井の梁の内部には、補強のために鉄骨を入れる工事がなされました。

講堂の2階の手すりは落下防止の工夫がなされました。椅子と床はすべて新しくなりました。

 

高校生徒玄関です。建設当時のかたちに戻し、さわやかな空間になりました。

高校校舎の廊下。天井には間接照明も施され、たいへん明るくなりました。石の壁も磨かれ、建設当時の明るさに戻りました。

廊下にはベンチが設置されました。冬場は足元からエアコンの暖気が。

すべての教室のデザインを統一しました。短焦点型のプロジェクターも設置しました。

ホームルーム教室の窓は、気密性の高いものになりました。ガラスは二重です。

教室の高い天井にはファンがつきました。これで室内温度は快適になります。

高校生のロッカー室。一人に一台。明るい色のロッカーです。

トイレは明るく安らげる(?)空間になりました。

高校家庭科調理室。ガス台も棚も新調しました。

進路指導室。少し広くなりました。大学案内や赤本も、さらに充実しています。