本校独自のARE学習は、自らテーマを求め(Ask)、調べ(Research)、言語化して発表する(Express)学習です。高校では、ARE学習を通して卒業論文を作成します。

中学校 ARE学習

2002年度より総合的な学習という新しい教科が必修となりました。本校では2000年度より、総合的な学習にあたる時間に、自らの問いを調べてまとめることにより自学自習能力を養う『ARE学習』を行っています。この学習により、将来の生きる基礎となる学力を養い、広く社会に貢献できる人間になることを目指しています。

中1地域調査と読書教育

地域の課題を見いだし、調査し発表する
本に親しみ、読解力や表現力を高める

中2修学旅行事前学習長崎・平戸の修学旅行へ向けての準備を行う
中3平和と人権平和と人権を2本の柱にすえて、現代の問題について多面的に考えていく

高等学校 ARE学習

高等学校では、中学校3年間のARE学習で培った課題設定力・調査研究力・表現発表力の基礎の上に立ち、第1学年・第2学年の準備段階(論文作成のためのオリエンテーション受講及びテーマの探索・テーマに関連する読書活動・課題提出・高3生による論文プレゼンテーションの聴講)を経て、第3学年で卒業論文の作成を行っています。
ARE学習の名の下に行う卒業論文の作成は、6年間のARE学習の集大成と位置付けることができます。自ら探求するテーマが社会的にどのような意義を持つかを深めます。
なお、卒業論文は、全員に課すものではなく、希望者を対象としています(ただし、立教大学推薦希望者は必修選択)。

作成の具体的プロセスは、以下の通りです。

4月テーマの選択・設定・導入ガイダンスを受ける
・自分の興味、関心領域を探り、テーマを模索する
・テーマを設定する
5月サブテーマの設定
仮説を立てる
・サブテーマを設定する
・仮説を立てる
・アウトラインの構想を考える
6月アウトラインの作成
論文ルールの習得
・アウトラインの作成
・資料の分析・検討
・引用の仕方、注の付け方、論文のルールを学ぶ
・参考資料一覧を作成する
7月資料のリサーチ
論文執筆
・資料の分析・検討
・コンピューター入力
・論理的に文章を構成する
8月資料のリサーチ
論文執筆
・コンピューター入力
・ドラフト論文を作成する
・ドラフト論文を提出する
9月論文執筆・作品制作・中間プレゼンテーションを行う
・ドラフト論文の返却
・本論文を作成する
・資料の再調査・分析・検討
10月論文執筆・本論文を作成する
・推敲し、校正を行う
・清書する
11月論文執筆・論文発表・本論文提出
・プレゼンテーション用スライドを作成する
・プレゼンテーションを行う
12月論文発表・プレゼンテーションを行う