「第7回全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)」に参加  最優秀初心者賞を受賞

国際部だより

2023年8月6日(日)・7日(月)に第7回全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)が行われ、本校の国際教育グループSMIS(St. Margaret’s International Society)から、計20名の生徒(高2―10名、高1―10名)が参加し、高1のペアが初心者議場で最優秀初心者賞を受賞しました。

★最優秀初心者賞を受賞した高1ペアのコメント

最初は分からないことだらけで、他国大使についていっていたのですが、その考えに対して疑問を抱き、キューバ大使とともに新しい考えを掲げたグループを作ったことで、そのグループの中心として行動することができました。結果として自分たちのDR(決議案)は可決されませんでしたが、私はとても良いDRだったと思っています。皆が一致団結してDRを作りきちんと内容を理解していたため、最後の質疑応答の時も一つの国が答えるのではなく、ほぼ全ての大使が手を挙げて積極的に答えることができていました。また、いろいろな問題にぶつかった時、ペルー大使の方が沢山の打開策を出してくれて、とても助かりました。改めて下調べの大切さを学びました。今回、私たちは最優秀賞を頂きましたが、それは、それぞれが自分の役割をしっかりと見つけ、責任をもってこなし、最後まで支えてくれたグループ皆のおかげです。そして、この貴重な経験をさせてくださった先生、運営の方々へ心から感謝申し上げます。

名前 高1 Aoi O.

 

私は今回、中国大使として会議に参加しました。公開されている資料が少ない分、どうやって主張を構成すればいいのかとても悩みましたが、ペアと協力してなんとか主張を形にすることが出来ました。会議当日は、それぞれの特技を生かした役割分担を行うことで効率的に作業が進み、最終的に賞をいただくことが出来ました。今回の会議を通じ、積極的に自国の主張を他国の大使に伝え、会議に参加することの大切さを学ぶことが出来たと思います。この経験を糧に今後の模擬国連活動にもより積極的に取り組んでいきたいです。

名前 高1 Fuyuna N.

★顧問コメント

今回は、「教育の再考と新たな対応」を議題に、全国から600名近くの高校生たちが集い、6議場に分かれて論戦を展開しました。本校生徒は、日本大使、ラオス大使、ドイツ大使、インド大使、中国大使、トルコ大使、オーストラリア大使、南スーダン大使、フランス大使、イラン大使として会議に参加し、全会一致による採択を目指して、決議案の作成と調整に奔走しました。そのうち、初心者議場の一つであるD議場に中国大使として参加した高1のペアが、大使間投票により、同議場の最優秀初心者賞に選出されました。昨年度の会議で同じく初心者議場にて優秀初心者賞を受賞しましたが、最優秀賞選出は本校初の快挙です。

今回の会議は全面的に対面での開催となり、主張が似ている国同士のグループ形成や、対立するグループとのコンバイン交渉、WP(作業文書)やDR(決議案)提出に際しての時間管理など、参加者は対面ならではの緊迫感や駆け引きの難しさを感じたようです。コロナ禍では多くの模擬国連会議がオンラインでの開催を余儀なくされていましたが、こうして顔と顔を突き合わせて議論や交渉を行うことにより、世界の諸問題をより強く自分事としてとらえる機会となったようです。今回の会議で学んだ世界平和のために必要な意識と態度を今後の行動に活かしてくれることを期待しています。