建学の精神

Spirit of Mission
(スピリット・オブ・ミッション)
キリスト教に基づく女子教育
〜深い学びと豊かな人間性をそなえた女性を育み、広く社会・世界に遣わす〜

立教女学院の創立者、若きウィリアムズが日本に上陸した時、彼の心の中は希望に満ちあふれていました。日本の人々がイエス・キリストにあらわれた神の愛を知り、真の人生を生きるためにはどんなことでもしようと決意していました。その決意の一つに女子に対する教育がありました。すべての人間が神の前では等しい意味と価値をもっているのだということを女子教育を始めることで証していきました。 当時、教育は男子中心のものでした。女子も男子と同様、神の前に立って主体的に、自由に生きることを求められている、そう考えたに違いありません。

私たちは創立以来、神の前に主体的に、自由に生きることを教育の中で実現してまいりました。神から与えられた才能、資質を学ぶ者一人一人がそれぞれに伸ばし、学校で学んだ知識、経験を単に自己目的化するのでなく、他者のため、世界のため、そして神のために用いていくことを求めてまいりました。国際的な教養を身につけ、宗教的情操を養い、自主性と自立性を育てるための、様々な活動も積極的に行われています。立教女学院はこれからも、真の自由と豊かな人間性を求め続ける人格の育成に努力してまいります。

教育目標

知る力と見抜く力とを身につけて、
あなたがたの愛がますます豊かになり、
本当に重要なことを見分けられるように
      「フィリピの信徒への手紙1章9節・10節」

育成する人物像
豊かな愛をもち、自らの賜物を磨き、
喜んで他者のために用いることができる人

教育方針
一人ひとりの個性を尊重し、
物事の本質を知ろうとする広く深い学びと
キリストの愛にならった豊かな人格形成を通して、
次代を創り・担うことのできる女性の育成

≪キリスト教教育≫
豊かな人格形成〜感謝・祈り・奉仕

≪学習≫
次代を見据えて主体的にさまざまな領域を深く学び、高等教育につながる多角的視点と論理的思考を養う

≪自治活動≫
自主性と自律性を尊重し合い、共に生きる力を養う