キリスト教教育の柱のひとつに中学・高校の修養キャンプがあります。
キリスト教をベースにしながら生徒の発達段階に合わせた形でカリキュラムが組まれ、6月から7月にかけて、校外学習として実施されます。共同生活の中でお互いの信頼を深めます。
中学校
中1
●7月半ば 学年合同 2泊3日 箱根方面
テーマ「友だちの輪を広げよう」
目的
- 祈りとともにある生活を体験し、立教女学院生としての自覚を持って、使命を考え始めます。
- 仲間、先生との交流を深めます。
- クラスや学年がひとつになるよう関わりを見つめます。
をねらいとしています。
プログラム
- 生徒がみずからが司式、感話などを担う朝夕の礼拝を行います。
- 自然の中でハイキングを行い、共通体験をつくります。
- 聖書に基づくスタンツ(寸劇)をグループ毎にクラス内で発表します。
その他、これからの学校生活に向けて必要なプログラムが適宜企画され実施されます。
中2
●6月末 学年合同 2泊3日 山中湖方面
テーマ「成長する私たち~人とのつながりを大切にしよう~」
目的
- 心身共に変化の多い成長期。その中で自分のこころを見つめます。
- 友だち、家族との関係を考え、同じ悩みを持つ仲間と共に自分の生き方を模索し始めます。
プログラム
- 朝夕の礼拝を通し、人の思いを超えて私たちを成長させてくださる神様と向きあいます。
- グループワーク。クラス毎にテーマを決めて、紙アートミュージアムを創作します。共同体験を通して、話し合いや他者とのつながりを大切にしています。
- ハイキングなどを通して仲間との交流を深めます。
高等学校
高1
●6月末 2クラス合同 2泊3日 清里
テーマ「自立」
目的
高校生として、また人間としての「自立」を考え始める時期。進路選択は人間としての自立的な生き方を求める中で行われることを自覚します。
プログラム
- 主にグループワークに基づく人間関係訓練をベースにしたプログラムを体験します。自然と仲間との交わりの中で、深く自分の生き方を見つめ始めます。
- キープ協会(1956年ポール・ラッシュ博士により設立)の協力を得、森の管理、山道の修繕・補強の作業を行います。
高3
●6月末 学年合同 2泊3日 箱根方面
テーマ「生きる」
目的
中学高校の最後の修養キャンプ。本校ではキリスト教教育の総仕上げと位置づけています。プログラムの発題、話し合いのファシリテーション、まとめについても生徒自らが主旨を踏まえて自主的に企画、準備します。
プログラム
学年をおよそ20のグループに分け、自主的に申し出た司会者によりグループディスカッションが行われます。司会者は事前にリーダーシップトレーニングを受け、プログラムの進行を行い最終的には全体の分かち合いを行います。